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「○に疲れた時に読む本?」

あなたは疲れていませんか?
疲れると一口に言っても
その対象は色々ありますが。

仕事、健康、人間関係……他にも疲れるものは
挙げればキリがありません。

勿論私も日々いろんな事に疲れていますが、
先日その中でも特にピンポイントで
「ある存在に対して疲れた時」に読む
という本を見かけました。

しかし、その本を紹介する前に一つ注意があります。

今回紹介する本のタイトルを
あなたは聞くだけで不快感を抱くかも知れません。
私も衝撃を受けました。

先程述べた3つの中だと人間関係に該当するのですが、
人間関係の中でも現在生きているほとんどの人が逃れられない、
又逃れられたとしても過去に経験している関係に
焦点を合わせています。

さて、ここまで読んできてそれでも知りたいですか?
では紹介しましょう↓

石黒文信著 ・親を殺したくなったら読む本 親に疲れた症候群の治し方」

ミステリー小説とノンフィクション以外で、

タイトルに「殺」という文字が入っているのを

私は今まで見た事がありませんでした。


著者はどんな人?

ここで著者の「石黒文信」氏について

少し解説します。

著者は主に男性を対象としたカウンセリングを行っており、

今回の著書はカウンセリングを通じて知った現実を元に書かれています。


内容は?

本の内容については


・実際の症例紹介

・著者が独自に行なったアンケート調査の結果

・診療を通じて思ったこと

・具体的な対処法

・著者が現在考えていること。


端的にまとめるとこの様になります。


まず実際の症例紹介ですが、

ここでは著者が主に行っている男性へのカウンセリングから、

その背後にあるストレス、ひいては家族、親子の問題が

浮かび上がってくる事が多いと述べられています。


続いてのアンケート発表では

男性、女性ともに親子関係で

「様々な問題を少なからず抱えている事」が明かされており、


それに続けて


・親に負の感情を抱くのは当然のこと

・無理に感謝する必要はない

・問題のある親とは物理的に距離を置くのがベスト

・理想の家族など存在しない


といった著者の考えが書かれています。

そして具体的にどうすれば良いのかについて

更に掘り下げられ、


最後に著者自身の近況を述べて終わっています。


感想

ここから私の感想ですが

「タイトルは衝撃的だったが、

内容は共感できる部分も多くある」

と思いました。


日本では「親を悪く言う」事がタブー視されている事がありますが、

それはあくまで考えの一つであり、

悪い親というのは存在しているのです。


また「親を敬う」文化も根強いですが、

敬うのはあくまで子供が決める事であり

敬えないからといって

即子供に問題があるという訳ではありません。


親子問題の根底にはこうした考えがあるので、

著者の言葉は大変な励みになると思いました。


最も、親子関係に限った話ではないかも知れませんが。


中でも

「理想の家族など存在しない」


「愛情という言葉程重く曖昧な物はなく、

こちらが愛情を注いだつもりでも

相手から愛されていなかったと言われれば

おしまいである」


上記2つの言葉が特に印象に残りました。

私も同感です。


そもそも理想の家族とはどの様な家族なのかが見えてきませんし、

愛情は以前紹介した榎本博明氏の著書

「優しさ過剰社会」における優しさと同様に

見せかけにもなりやすいものだと思っています。


結局理想の家族も愛情も

「何を以てそういうのか」がはっきりしない以上、

個人が抱く幻想に過ぎないのかも知れません。


そう考えるとこれ又以前紹介した、

岡田尊司氏の著書「ネオサピエンス」で描かれていた

回避型人類の社会こそが目指すべき形であると

私は改めて思いました。


同著で描かれている社会が実現すれば

もう理想や愛情に振り回される事は無いからです。

あなたが気になったら上記2冊も読んでみて下さい。


まとめ

今回紹介した「親を殺したくなったら読む本」は


・親子関係に疲れている

・家庭内ストレスの根源的原因を知りたい

・家族問題を扱った本を探している


あなたがこの様なお悩みを抱えているのであれば

読んでいただきたいです。


本日は日常演舞

石黒文信著・親を殺したくなったら読む本」を

レビューしました。


また明日の記事でお会いしましょう!!


今回紹介した本はこちらから購入できます↓


親を殺したくなったら読む本 「親に疲れた症候群」の治し方 [ 石藏文信 ]

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「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか (PHP新書) [ 榎本博明 ]

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ネオサピエンス 回避型人類の登場 [ 岡田 尊司 ]

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