北澤幸太郎「場当たり的が会社を潰す」読んでみた
- 2021/12/27
- 08:07
北澤幸太郎著 『場当たり的』が会社を潰す」北澤幸太郎さんとは?ここで著者の「北澤幸太郎」さんについて少し解説します。 北澤さんは写真屋の息子として生まれたものの、 その後を継ぐのではなく、リクルートやソフトバンクに営業マンとして勤務した後 現在はその時に編み出したノウハウを研修プログラムとして企業に提供して、 コンサルタントや講師として活躍されています。 内容の概説本の内容をざっと羅列すると ・著者の来歴 ・場当たり的な行動を取る人物の特徴 ・そうした人物が居るとどの様な問題が起こるのか ・「場当たり的」にならない問題の解決方法 この順番で記述されています。 まず場当たり的な行動を取る人物の特徴ですが ・問題の内容を検証しないまま解決策を出す。 ・いざという時の為に逃げ道を作って提案する。 ・方向性が定まらないまま部下に丸投げ。 細かい部分では他にも色々な特徴がありますが、 大まかに分けるとこの様なパターンで行動します。 それを放置すると ・間違った解決策ばかりを出し、問題が更に悪化する。 ・企業理念を見失い、内部の人間関係に亀裂が入る。 ・結果として会社が倒産。 この様な事態を招きます。 そうならない為の対処法として ・課題と問題を分けて考える ・職場に浸透しやすい理念をまず掲げる ・お互いに本音を出し合える関係を築く。 ・本の中に書かれているチェックリストを活用する 等が提案されています。 私の感想ではここから私の感想となりますが 「確かに問題点はその通りで異論はないが、 一方で解決策については少し疑問がある」 というものになります。 「場当たり的な対応」の問題点は本当にその通りですが、 それに対する解決方法、特に 「お互いに本音を出し合える関係」が どの程度出しているのか?という疑問を覚えました。 仕事に関係する部分だけ話すのか、 それとも自分の全てを赤裸々に出すという意味か。 これだけでも全く違う意味になります。 まして職場の人間関係というのは仲良しクラブではないのですから、 誰にも本音を出せるという人はむしろ少数なのではないでしょうか? たとえ仕事の部分だけだとしても、 そもそもあまり顔を合わせない人物にそこまでする必要があるのか、 最低限仕事上必要な会話だけでよいのではないか、 こうした疑問も浮かんできます。 なので解決策が適応出来る場面が 少し限られている印象を受けました。 まとめまとめると「北澤幸太郎・『場当たり的』が会社を潰す」は ・自分の会社が場当たり出来であるかチェックしたい。 ・ある程度の解決策が知りたい。 ・会社の規模がそれほど大きくない。 あなたがこの様に思っているのであれば読んでみた方が良いと思います。 「北澤幸太郎・『場当たり的』が会社を潰す」を では又明日お会いしましょう!! 本が気になったあなたはこちらをクリック↓ | 「
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